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学校だより

灰の水曜日・灰の式

キリスト教の行事と聞くと,何をイメージされるでしょうか? 最も一般的に広まっているのはクリスマスでしょうか.

本校はカトリック・イエズス会を母体としている学校です.そのため,普段の生活で意識することの少ないキリスト教の行事も行われます.

本日はイエス・キリストが復活された日(復活祭)から40日前に当たる,灰の水曜日です.この日から四旬節が始まり,キリスト教徒は普段の生活を顧み,回心する大切な期間に入ります.

といっても,本校に通う生徒のほとんどはクリスチャンではありません.そこで,今日は全校朝礼でその説明から始まりました.

普段の自分を顧みる大切さを説きます

実は「目から鱗」というのも元は聖書からの言葉です.ご存知でしたか?

その灰の水曜日に行われる儀式を,「灰の式」と呼びます.灰の式では,参列者が一人一人司祭から「あなたはちりであり、ちりに帰っていくのです」と言葉をかけられながら,額に灰をつけられるのが特徴です。本校でも昼休みに執り行われました.

人はちりから生まれ,死後ちりへと帰っていきます.だからと言って生は無意味なのではありません.その間に善いことをなすことが大切であり,そのためには今までの自分を振り返ることが大切になります.自分自身を振り返り,善い方向へ回心する,そんな期間になれば良いですね.