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学校だより

梅雨空の中 世界を思う

事前の予想では警報が出るかも……と言われていましたが,蓋を開けてみれば注意報も出ずとなりました。
ただ、普段はきれいに見える安芸の小富士も、低く垂れ込めた雲に隠れてしまいました。

さて、本日は珍しく会議室を使って中3ILの授業が行われていました。何をしていたかというと……

「貿易ゲーム」というゲームです。グループごとに分かれて商品を作り、それを売ってお金を稼ぐのですが……

こちらのグループには製図・作成に必要な定規・コンパス・ハサミがなく

こちらのグループのハサミはなぜか糸切りバサミ

最初に持っている商品を作るための道具(鉛筆・定規・紙・ハサミなど)やお金が異なるところからスタートします。
当然持っていないものは他の班と交渉して入手しなければならず、各グループ間の交渉それ自体も貿易を表しているというゲームです。
中には規定のサイズと異なる型紙を売りつける非道な(!)班もいたとかいなかったとか……

それぞれが最初に持っているものが先進国や途上国を表し、それによって貿易の中でどのような格差が出てくるのかを考察するところまでがセットのこのゲーム。
普段あまり気にしない「元から持っているものの差」が後々の発展に影響するということを実感できたでしょうか?