「この状況を知ることが大事なんだよ」
月曜日は全校朝礼。
12月に「カンボジア研修」へ参加した、
O君(高1)からの報告です。
1990年代まで続いた内戦によって
カンボジアは荒れ果てました。
O君たち研修生は、
経済的に恵まれない子どもたちの託児所に向かったそうです。
子どもたちを抱き上げて、その細さ軽さに驚き、
ゴミ拾いで生計を立てていることに驚き、
一人一色の小さなクレヨンしかもてずに
塗り絵をしている子どもたちの姿を見て、
つらい気持ちになったそうです。
その時、
JLMM(日本人ボランティアスタッフの派遣団体)の方からかけられたのが、
「まずは、この状況を知ることが大事なんだよ。」
という言葉でした。
そして、
自分のためだけではなく、誰かのために働く姿に
憧れを抱いたそうです。
「苦しむ人々の状況を知り、
その支えになれるように、
どのように生きていけばいいのか?」
正面玄関には、一つのレリーフがあります。
「原爆で焼け野原になった子どもたちに教育を」
広島学院はの始まりは、世界の人々の善意でした。
私たちは、それを忘れてはならないと思います。