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学校だより

図書委員会で津和野巡検に行ってきました!

8/21(日)に、図書委員会の有志のメンバーで、島根県津和野町に巡検(フィールドワーク)に行きました。

津和野町は「山陰の小京都」と呼ばれ、伝統的な街並みが今も保存されている歴史ある町です。文豪森鴎外や、絵本作家として有名な安野光雅などを輩出しています。また、かつてキリシタン弾圧が行われ、30人以上ものキリスト教信者が殉教した地でもあります。

今回は中学生・高校生合わせて13人が参加しました。マイクロバスで学校を出発し、山を越えて津和野町にやってきました。

まずはキリシタン弾圧が行われたという乙女峠に向かいます。

乙女峠の教会です。

当時のキリシタン達の様子がステンドグラスに表されています。

また教会の前は小さな芝の広場となっており、かつてキリシタン達を改宗させるために行われた拷問の様子が残されていました。

カトリックの学校で学ぶ者として、生徒達はいろいろと考えさせられたようです。

次に訪れたのは、「舞姫」などで有名な文豪森鴎外の墓です。森鴎外は、10歳の頃に父親と共に上京して以来、故郷には戻りませんでしたが、遺書の中で「余ハ石見人森林太郎トシテ死セント欲ス」と書き、この津和野の地で永眠することを望んだそうです。

墓跡には、鴎外の遺言通り「森林太郎墓」とだけ記されています。

その後は、グループに分かれて自由散策です。森鴎外記念館や、森鴎外が教育を受けた藩校「養老館」、安野光雅美術館、津和野カトリック教会(こちらは本校の設立母体であるイエズス会の教会です)など、さまざまなスポットがあります。

途中昼食をとったり、休憩したりしながら各所を巡り、この地でしか味わえない経験をすることができたようでした。この巡検で見聞きしたこと、撮った写真などをもとに、文化祭では図書委員会として展示などを計画しているようです。楽しみにしていてください!