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学校だより

何のために…

中学3年生は例年12月に街頭募金を企画します。今日は、募金の送り先の一つである東ティモールの「聖イグナチオ学院」の設立から運営に関わっておられる、神父の浦善孝先生が中3に話をしてくれました。

東ティモールは、2002年の独立をめぐり独立派と現状維持派が激しく争い、大きな犠牲が出ました。
広島学院は原爆投下後の広島の希望となるべく設立されましたが、戦争などの悲惨な犠牲の後に教育は希望である(あった)という点では、東ティモールの状況は広島の戦後と重なるものがあり、キリスト教に基づいた学校の存在意義は、学校に通う余裕のない社会的に弱い立場の子どもでも誰でも最高の教育が受けられる場を提供することだと、自らのミッションについて語られました。

さて、浦先生が中3に話された同じ場所、7時間目は中学2年生が集まりました。

中学2年生から入部可能な文化部の入部説明会です。

現在現役部員のいない演劇部は、先生たちも協力して演劇に興味が湧くような工夫がありました。「さあ」という2字の言葉も、使われる状況によってこんなに言い方が違うんだ…。

文化部の活動は知的関心を広げ、知的好奇心を満たしてくれるものです。また、浦先生の講演は、勉強して、それで何をするの? という問いに対する一つの答えを示してくれたように思います。

なぜ、何のために勉強するんだろうという問いを深め、納得して、イエズス会教育の掲げる真の「知的卓越性」を目ざしてほしいものです。