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学校だより

理論と実践と

西館を通ると、音楽室からリズミカルな音が聞こえてきました。

今日の中3音楽は、ドラムの演奏でした。

先生は前でスネアドラムを使いお手本を演奏します。

生徒全員分のドラムはないので、生徒は手元でバチと厚みのあるシートを使い練習します。

希望した人は前で演奏できます。

楽譜にはeasyとhardがあり、試験等の際はどちらの難易度で叩くか自分で選べるようです。皆さんeasyでもなかなか苦労しているようでした。

印象的だったのは、「楽譜は頭を使うと読みやすい」ということ。素人からすると、とにかく何度も聴き、何度も練習して覚えるしかないのではないかと思ってしまうのですが、一度楽譜を分析してしっかり読み込んであげると、リズムも覚えやすいそうです。

さて、にぎやかな音楽室の隣では、中1が美術の授業を受けていました。

テーマはデッサンです。まずはレオナルド・ダ・ヴィンチやデューラーなど、歴史上の有名な作家のデッサンを鑑賞します。

その後は、円錐のデッサンを行います。こちらも、とにかく観察して、描いてみよう!というのではなく、補助線を引き、構造的に形を描いていきます。

形が描けたら、光の当たり方に応じてどのように陰影ができるかを考えていきます。

できあがりはこんな感じです。

実践だけではうまくなりません。それを裏付ける理論が必要です。しかし、理論だけでも身につきません。今回は芸術系の授業を取り上げましたが、どんな分野でも同じことが言えるのではないでしょうか。