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学校だより

GAKUIN CM AWARD 2021 受賞作品紹介

 中1は2学期に、iPadを使って学校紹介のCMを作成しました。3人(もしくは4人)1組で、広島学院を紹介する30秒のCMをつくりました。学期末には、学年全体で賞を決める「学院CMアワード」も開催し、部門ごとに審査員の審査や投票で賞を決定しました。

※これまでのCMづくりの様子は以下の記事をご覧ください。
①講演会の様子→こちら
②撮影の様子→こちら
③アワードの様子→こちら

 今回は、そこで賞を獲得した班のCMを紹介します。各CMの後には、今回制作のアドバイスをしてくださった広島放送の廣川さんの講評を一部掲載しています。

①撮影賞 B組14班「大人になるために」

<講評>
 このCMを作った人は、この詩心に溢れたナレーションを、まず最初に練り上げたのでしょう。それを表現する為の映像を積み重ねていくという丁寧な手法が、上手に形になっています。 入学式の写真から入って、「人生は ・・・」と語り始めるのも、かつて学生時代を味わったことのある幅広い世代に訴える効果がありそうです。
 撮影賞となったのはおそらく、「でもそれを乗り越えて、僕らは立派な大人になっていく」というナレーションの所の、坂道を駆け上っていく学院生を後ろからあおって撮ったシーンが、とても生きていたからでしょう。スローモーションのこのシーンは、ナレーションとの相乗効果で、とても印象的なシーンになっています。このシーンがCM全体を好印象に導いています。このように、たった一つの絵が人の心を掴むこともあるのです。

②編集賞 D組12班「未来への第一歩」

<講評>
 仲間達のシーンや、職員室のシーンなど、どれも登場人物の表情が見えるサイズで撮影されています。それが、好印象につながったのだと思います。バスケをやっていても、卓球をやっていても、授業をやっていても、全体が映る広い画面ばかりでは、人の表情が見えません。せっかく先生が面白い表情をしてくれていても、遠くから写したのでは面白みは半減です。そういう意味で、人間の顔が見える作品になっていたところが、先生方の高評価につながったのでしょう。おめでとう!

③アイデア賞・人気ベスト1賞・アワード大賞 A組9班「Hiroshimagakuin Commercial」

<講評>
 走る映像の真剣さは、学院生の良い意味での真面目さを表現しています。それが、遅刻というオチで、ふわっと緩められる。そこに、真面目なだけじゃ無いということが表現されています。「学院はガリ勉だけじゃない」と言葉で言っても、信じない人は信じませんが、こういう面白いことを学院生がやる、ということが、「真面目なだけじゃない」ということを言葉でなく表現しています。
 ここに「明日もチャレンジ」というコピーを入れることで、走ったけど遅刻したというだけのオチだったものが、毎日頑張っている、あきらめずにこれからも頑張る、というチャレンジ精神の表現になります。
 「映像で表現する」という事の意味を一番理解してくれていて、1本のCMとして充分完成した作品になっていると思いましたので、大賞に選びました。文化祭で見た時もお客さんの反応が違いましたし人気ベスト賞は取るだろうな、とは密かに思っていましたが、アイディア賞まで受賞するとは。本当におめでとう!

 以上、受賞作品の紹介でした。今回の授業で、ICT機器を活用した映像表現の技法はもちろん、仲間と協力して作品をつくり上げる面白さなども感じてもらえたのではないかと思います。今回の経験を、これからの学校生活に生かしていってほしいですね。