Nitrogen cycle(窒素循環)
本日は中2の生物の授業にお邪魔しました。
内容は窒素循環、窒素って私たちにどのように関わりがあるかという内容でした。
筆者もかつて授業で聞いたことがあるのですが、
Q 窒素で知ってることは何かありますか?
A 無色無臭の気体、窒息する、空気中に多く含まれる(約80%)、アンモニアに含まれている、TNTに含まれている、王水に含まれている
なんていう答えが返ってきたことがあります。
中学生でTNTとか王水…、よく知っているなぁ…と思ったこともあります。
植物は太陽の光(光エネルギー)を使って体をつくります。
そして、植物を食べる生き物(消費者)が植物を食べて生きています。
消費者によっては、植物を食べる生物(草食動物)を食べる生き物(肉食動物)もいます。
土壌で生物の死骸・排泄物などが菌類・細菌類に分解されます。
生物はタンパク質や核酸から構成されているので窒素は豊富です。
排泄物にもアンモニア(NH3)や尿素(CO(NH2)2)など、窒素が含まれています。
これらがアンモニウムイオン(NH4+)に変換され、亜硝酸イオン(NO2-)、硝酸イオン(NO3-)と変化していきます。
この硝酸イオンを植物体内で形を変え、タンパク質やクロロフィルなどになって植物の成長に使われます。
クロロフィルは植物の緑色に重要な物質で、不足すると緑色がうすくなり黄色っぽくなります。
そして植物を食べる消費者が出す排泄物や消費者自身の死骸により、また窒素が植物に戻るという循環が行われます。
私たちは植物、動物を食べて生きています。
窒素だけでなく、色々な成分を外部から得ています。
食事の前に「いただきます」と言うのは、その生物の命もですが成分もいただいているのです。
食事をするときに思い出してくれるといいですね。