丸1年以上ぶりの活動
コロナ感染症の流行は、人々のなかに入っていき、人と直接関わるGSS(ジャグレンジャー)の活動にとって、活動の存続にかかわる大きな試練でした。実際、この1年以上、ジャグレンジャーは、「社会的に弱い立場にある人たちを笑顔にする」ための施設訪問等が全くできませんでした。
でも、そんななかでもジャグレンジャーたちは各々技を磨き、「時」に備えてきました。そして、今日4月2日、広島市西部障害者デイサービスセンターへの訪問が実現しました。この訪問は、コロナ感染症の流行の中でも私たちを受け入れてくださったセンターの方々のご理解がなければ実現しませんでした。センターの職員の方々に厚く御礼申し上げます。
さて、今回の訪問には、初めて施設を訪問する中学生から経験豊富な新高3までが参加し、20分ほどのパフォーマンス、バルーンアートのプレゼント、そして、ジャグリングの道具を使っての利用者の方々との交流と、1時間ほどの活動を行いました。もちろん、すばらしい技を見せることも大切なことですが、印象的だったのは、その後の利用者の方々との交流場面でした。施設の職員の方もご協力もいただきながら、バルーンアートを作って手渡したり、ジャグリングの道具の使い方を教え、一緒にやってみたりと、生徒は懸命に利用者の方々と交わろうとしていました。
この1年、コロナで外へ出ていかれないことは、生徒たちにとってはなかなか目標が見えにくいということでもありました。それで活動のあり方に悩んだメンバーもいたことと思います。しかし、そんななかでも「切れずに」、活動できる日のためにがんばってきた生徒を誇りに思います。
なお、新高3は「現役」からは退きますが、今日見せてくれた頼りある姿(「部長」F君さすがの技、W君のユーモアを交えた司会進行)は後輩にジャグレンジャーのあるべき姿を教えてくれたと思います。
人が人と直接関わることでしか生まれない何かがあると思います。人と直接関わることが当たり前にできる日々が早く来ることを祈る毎日です。