夏・夏休みの生物部(夏休み増刊号)
久しぶりの更新です。
夏になって、色々な生き物が活動的になってきており、生き生きしてきています。
今回は、撮りためていた生き物の写真を紹介します。
①モリアオガエルのツガイ(左)、卵塊から孵化したモリアオガエルのオタマジャクシ(真ん中)、モリアオガエルの卵塊(右)
左のツガイは、フェイクの葉っぱを入れていると、葉っぱの刺激で卵を産んでいました。
真ん中のオタマジャクシは、今年の新入部員たちの入部試験で脚が生えるまで育成してもらいました。
②モリアオガエル育成(脚が生えてくると、エラ呼吸から肺呼吸になります(左上))、(前脚が生えるとシッポがアポトーシスで短くなります(右上))、レッドローチのSSサイズまで食べられるようになりました(下)
レッドローチはコックローチの仲間ですが、爬虫類の餌用に培養してあるものなのでキレイです。
③ヤママユガの仲間
卓球部の顧問もしているのですが、体育館で『ボール4つ分ぐらいある大きな蛾がいます!』と生徒が連絡してきましたので行ってみると、立派なヤママユガの一種だと思われる蛾が床に張り付いていました。
近くの皆で観察しましたが、触角やモフモフした感じや腹や脚の肉厚感が凄くて、蛾のファンが多いのもうなずけました。
体育館の床にいた蛾(左)、コピー用紙に乗せて撮影したもの(右)
写真の色の関係なのか、白っぽく見えたり茶色っぽく見えたり、NHKの、『ヴィランの言い分』でも取り上げられていましたが、蛾の鱗粉は不思議です。
前から撮影したもの(左)、裏側を撮影したもの(右)
③その他色々
↓大きなマイマイカブリがいました(左上)、5㎝くらいあるクモ(アシダカグモ?)(真ん中)、真っ黒なカマキリ(ヒメカマキリ?)(右)
生徒達が言うには、マイマイカブリがへコキムシみたいに臭いを出してきたと言っており、へコキムシはゴミムシの仲間だから違うのではと一瞬思ったのですが、調べてみると、臭い毒液を出すと記述があり、捕獲しようと虫と格闘して初めて分かる事があるなぁと感心しました。
↓毎年いるのですが10㎝くらいの大きなムカデ(左)、他の生物の先生が持ってこられたセイロンベンケイソウ?(真ん中)、上の方に移動したイソギンチャク(右)
↓私の行きつけの喫茶店で増やしていた多肉植物(左)、生物部倉庫から出てきたハチの巣と鳥の巣(真ん中)、道の駅に売っていたイチゴホウレンソウ(ストロベリースピナッチ)(右)
イチゴホウレンソウはあまり美味しくはなかったですが、薄くイチゴの味と香りのするホウレンソウといった食感でした。多少、イチゴと同じような風味があるので、イチゴと同じような成分を作っているためそうなっているのか、違う成分だが似た風味なのかが気になるところです。
↓エサが欲しくて顔を出したイシガメ(左)、水をはじく蓮の花(真ん中)、ベランダで小さく咲いたアジサイ(右)
↓生徒が捕獲したまるまるとしたニホントカゲ(左)、生徒が捕獲した立派な体格のヒキガエル(真ん中)、生徒が捕獲したシュッとした顔つきのヒキガエル(右)
↓標本ケースに私の机の中にあった標本や科学の甲子園の記念品などを展示してバージョンアップしました(左)、これまでの活動の関連で来ている夏のイベントの案内です(右)
↓山口大学NBPRで分けてもらったゾウリムシを継代培養しています(左)、暑いので数日で生体密度が上がります(真ん中)、過去のオープンデイで紹介したものの子孫です(右)
液中に小さく見える小さな長ぼそい点がゾウリムシです。肉眼の分解能の0.1~0.2㎜と同じサイズなので、ぎりぎり見えます。
↓過去に顕微鏡の中を頑張って撮影した子ミジンコ達(左)、子ミジンコの親(真ん中)、望遠鏡の中を頑張って撮影した月です(右)
最近は、デジタル顕微鏡や、望遠鏡も昔より安く買えると思います。人間社会以外の場所にも、いろんな世界が広がっていますので、夏休みの時間のある時に生徒の皆は視野を広げてみて下さい。
↓昔買った錯視立体(左)、毎年、中体育館に迷い込むオニヤンマ(右)
紹介している錯視立体は、手前から見るとひし形ですが、、鏡に映ると丸く見えます。部室前の標本Boxに入れてあります。
街中ではめったに見ないオニヤンマですが、中体育館には毎年迷い込んできます。虫好き少年たちは、是非、広島学院生物部へ。
以上、皆さん、良い夏休みをお過ごしください。↓昔撮影した、副虹の写真です。
光の波長の関係で、主虹は外から、赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の順番で、副虹はその逆です、、理由は、、自分で調べてみると面白いと思います。