「図書委員会の巡検」(北九州)
7月14日(日)、今年の図書委員会の巡検では作家の松本清張ゆかりの地である北九州を訪問しました。朝7時30分に広島駅に集合し、雨の影響が心配される中、北九州に向かいました。この日最初の訪問地は「北九州平和資料室」でした。
この「北九州平和資料室」は、日本の戦前・戦中の戦争についての展示や、当時の人々が使用していた「モノ」が展示してあり、実際に手に触って想像することができる場所です。
11時過ぎに到着した後、早速この場所を切り盛りされている管理人の方(小松さん)に展示物に関係する貴重な話をして頂きました。
図書委員たちは熱心にその話を聞いていました。とても小さな資料室ですが、『当時使用されていた「モノ」を通して、様々な事を想像しながら戦争のことを知り、平和をつくる力にしてほしい』というこの場所の発するメッセージが伝わってきました。
「北九州平和資料室」訪問後は、小倉城周辺の散策を行いました。小倉城周辺には文化施設が集中しており、生徒たちは大作家の松本清張について知ることが出来る「松本清張記念館」や北九州空襲について学ぶことが出来る「平和のまちミュージアム」を中心に、小倉城や北九州市立文学館なども散策し、15時30分頃、北九州を出発し広島に向かい、18時40分頃に広島駅解散となりました。
今回の巡検は雨の影響が心配されましたが、結果的にはほぼ計画通りに実施することが出来て良かったです。今回の巡検に参加した図書委員たちは、この後、今回の巡検で学んだ事を文化祭の展示で発表することが目標となります。北九州の地で感じたことを自分なりに深めていってくれればと思っています。