懸垂下降・三滝縦走
冬休みの練習を紹介します!
中学登山部は、練習日数を減らしながらも、コロナ感染防止策をとっての活動を行っています。
21日22日に行ったのは、
「懸垂下降(けんすいかこう)」の練習です!
懸垂下降とは、ザイルだけで崖を降りる技術です。
クラブで実際に岩山に行くことはありませんが、
高度に慣れ、体のバランスをとる練習としておこなっています。
グラウンドの石垣にザイルをとりつけて、みな続々とおりていきます。
「こわいけど!楽しい~」「空が広い~」 歓声がわきおこります。
あと少しだから慎重にね! 肩幅に足を広げて、ひざを曲げて、背中はまげずに…
最初は「こわい!ヤバイ!」と騒いでいても、ちょっとした勇気で恐怖は克服できます。
この小さな一歩が大事なんですよね。
そして、なかには「体を固定して両手で作業する技術」に挑戦する者も!
おいおい、チャレンジャーじゃねえ…
あっ、きちんと落下防止策はとっていますのでみなさまご安心を…
みんな笑顔ですね。(マスク着用でわかりにくいですが…)
懸垂下降の後は、青空の下でクライミングの練習もおこないました。
さて、
23日は、学院から大茶臼山を通って三滝山(宗箇山)までの縦走です。
しっかりと地図をよみますよ。高2先輩がわざわざ問題をつくってくれました。
さあ、はりきって登っていきましょう!
地形がわかるところにアルファベットのカードがぶら下げられています。
このカードの場所を地図に記入して、現在地を把握していきます。
う~ん、大丈夫?
大茶臼山の展望岩に到着! すばらしい天気です。
「先輩~ あそこに見えるのは何山ですかね。」 「あれはねえ…」
中学生が高校生指導員に、熱心に質問しています。
「高いところは気持ちがいい!」
(大岩によじのぼるのは、男の子の特性でしょうか…)
最後は三滝山山頂で、
2020年最後の「山ポーズ」!
みんな元気に、今年最後の活動を終えることができました。
今年も、大きな事故もなく無事に活動を終えることができました。
これも、保護者のみなさまをはじめとして多くの方々の支えがあってのことです。
本当にありがとうございました。
現在、コロナ感染防止のために、泊まりがけの遠征や飲食をともなう活動が制限されています。
「みんなでごはんをつくり、一つのテントで仲間とともに過ごす」
そんな楽しみを子どもたちに与えてあげられない、顧問としては苦しい状況が続く一年でした。
けれども、子どもたちは今を楽しもうとしています。仲間と一緒にすごす時間を大切にしています。
子どもたちに励まされ、勇気をもらう一年でもありました。
新たな年がどうなっていくのか、だれにもわかりません。
しかし、
「自然とふれあうことで子どもたちはたくましく育つ」
この事実は変わらないと思います。
楽しみの多いクラブをこれからもつくっていきますので、応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。
みなさま、どうぞよい年越しをお迎え下さい。