2015年2月14日15日 広島県高等学校新人登山大会 前編
広島県民の森、比婆山一帯で行われた、新人登山大会。
雪の上を「カンジキ」で歩き、雪の上にテントを張って寝ます。
講習会の要素が強く、参加することに価値を置く大会なので勝ち負けはありません。
広島学院登山部員、みんな和やかな雰囲気で、雪上トレッキングを楽しみました。
広島駅からバスで約2時間半、到着したらすぐにテントを立てます。
まずは、今日寝る場所をつくらないといけません。
今回参加した、高校一年生諸君、雪上設営はみな初めて。
ワクワクしながらの設営です。
さて、ここで問題。下の写真、何をしているかわかりますか?
(踊っているわけじゃありませんよ。)
答えは、「雪を踏み固めている」です。
やわらかい雪の上ではテントが立たないので、まず整地をします。
ここでしっかり固めておかないと、あとで後悔することに。
寝ているうちにだんだんと体が沈んで… ぼこぼこになってしまいます。
みなで仲良く踏み固め、これでやっとテントを立てられます。
そしてここで用意するのが、「竹ペグ」。
下の写真を見て下さい。
これ、竹の切れ端にひもを結びつけたものなのですが、雪に埋めて使います。
雪には杭が打てないので、この竹ペグでテントを留めるわけです。
雪を掘って、竹を埋めるだけですが、いつもとは違う作業に二人とも楽しそうですね。
ちなみに、この竹ペグは剣道部の古竹刀を譲り受けて、作ったものです。
(剣道部のみなさんありがとうございます!)
約一時間で、見事に「テント村」ができあがりました!
さあこれから「毛無山」(1143.7m)へのトレッキングに出かけますよ。
天気も良いし、はりきって行きましょう。
澄み切った青空の下で輝く雪景色、すばらしいトレッキングです。
そしてもちろん…山頂では、「山」ポーズ!
解放感のあふれる景色に、みな晴れ晴れとしていますね。
約3時間の行程でしたが、カンジキ歩行にも慣れた様子。
あとはゆっくりと鍋を囲んで、みなで楽しい夜を過ごします。
さて、今回は前編と後編に分けて記事を掲載します。
後編では、大会中に行った「遊び」の数々を紹介したいと思います。