2015年2月14日15日 広島県高等学校新人登山大会 後編
広島県民の森、比婆山一帯で行われたスノートレッキングの大会です。
後編は、そこで行った 「遊び」 の数々を紹介したいと思います。
さて、ひとつめは、「雪玉アイス」です。
毛無山山頂(1143.7m)でのこと、
この時を待っていたかのように、ザックからコンデンスミルクを取り出したのはM氏。
雪玉の上にぐにゅぐにゅとしぼりかけて、「がぶり!」
おいしそうにほおばります。
トッピングにはチョコレートという凝りよう。
もちろんみなにもおすそわけ。 「ぐにゅり」「ぐにゅり」 「がぶり!」「がぶり!」
みなでアイス食べ放題を楽しんでいます。
どうも、これをしたくてしたくてどうしようもなかった様子。
異様な熱気が漂っていました。
でもこれ、顧問としてはおすすめしませんね。
意外と汚いのですよ、雪は。
おなかをこわさぬよう、ほどほどにね。
ふたつめは、「雪に埋まる?」です。
休憩時、突然、雪の中に潜り始めたK氏。
みながわらわらと集まって、手伝います。
なんだか真夏のビーチ遊びのよう。
みなできゃっきゃっと言いながら、K氏に雪をかけます。
しかし、K氏も段々と寒くなってきた模様。
突如、「復~活~!」と叫びながら立ち上がります。
「おおー」 もちろん周りは歓声の嵐!
なんだか、あほな男子高校生をやっておりますが、これが楽しい。
大人になると、こんなしょうもないことをなぜか思い出して苦笑したりするものです。
彼らの将来を想像して、私も笑ってしまいました。
最後は、「シリセード」
これは、おしりで雪の上を滑る遊びです。語源は不明。
(おおよそ想像はできますが…)
会場は、立烏帽子山山頂(1299m)の南斜面。
今年は雪が多く、コンディションは良好!
さあ、滑走です。
はじめはゆっくりですが、だんだんとスピードが出てきます。
「おおっ、ヤベー」 「まじ おもろい!」 「ぎゃー!!」
歓声、歓声、そして絶叫…
樹間を疾走するのは、こんな感じです。
なかなかのスリルです。
思わず滑りすぎて、かなり下まで行ってしまう者も、
あとで息を切らしながら、登ってまいりました。
さて、
一泊二日の短いトレッキングでしたが、部員諸君には大きな体験であったようです。
週明けの学校では、「家のふとんは、まじ、気持ちいいよね~」という声が聞かれました。
家のあたたかさを再確認したようす。(家族のみなさんに感謝して下さいね。)
「雪の上を歩き、雪の上で寝る」
これは小さな冒険ですが、男の子には大きな自信を与えてくれます。
「おれは生きていける!」という漠然としたものだけど、生きる力となるものです。
高1部員諸君、
これからは君たちが後輩を指導し、クラブを引っ張っていきます。
力強く歩んで下さい。期待しています。