2013年8月7日~12日 高校登山部 南アルプス遠征(後編)
南アルプスで北岳(3193m)に無事登頂した登山部一行。
10日は、甲斐駒ヶ岳(2967m)へ挑みます。
下の写真は、仙水峠からのものです。「摩利支天(まりしてん)」と呼ばれる岩峰がそびえ立っています。
花崗岩でできた山なので、夏でも白く輝き、まるで雪をかぶっているよう。
樹林、岩場、砂礫…と変化に富んだコースを通って、AM7:30登頂。
蒼天の下、白く光る花崗岩。まぶしくも美しい山頂です。
さて、ここで顧問から部員たちへいきなり命令が…
「いつもいつも山ポーズじゃ面白くないけえ、何かせえ!今日は天気がええし。」
天気がいいから何かしろというのも無茶な話ですが、部員たちは考えます…
そこでおこなったのは、
なんと、組体操でした!
うーんなかなかやりますねえ。甲斐駒ヶ岳の形を模しているのでしょうか…
いや、単なる思いつきか…
あれれ?少し人数が足りませんよ。ここにいるのは二年生だけ。
一年生二人はどこへ行ったのでしょうか?
ありゃ、山頂の片隅、蒼い空の下で「二人羽織」をやっていました。
これはなんとも地味な…
やっぱり、個性的な部員が揃っています。
11日は登山最終日。
最後は、たおやかな山容をもつ仙丈ヶ岳(3033m)に登ります。
この日は、遠征の中でも一番の晴天でした。
富士山はもちろん、中央アルプス、北アルプス、御嶽山、八ヶ岳…360度見渡せます。
雨が一回も降らなかったこの遠征、こんなすばらしい幸運に感謝をしなければ!
だれに感謝すればいいのか?だれでしょ?
「それは、丸山先生でしょう!」
広島学院一の晴れ男である丸山先生。先生が引率する遠征には「雨」がありません。
ということで、仙丈ヶ岳山頂で、先生に感謝の祈りを捧げる儀式が行われました。
どこから見ても、「変なクラブ」です。なぜか丸山先生も手を合わせています。
まわりの登山者のみなさんも笑っています。
天候に恵まれ、個性的な部員たちがともに汗を流した南アルプス遠征。
だれひとりけがすることなく無事に終了することができました。
でも、このように楽しく山で遊べるのは多くの人の支えがあってこそ。
私たちを支え、心配をしてくださったみなさま、本当にありがとうごさいました。
多謝!